美術家 恵藤憲二が教える現代美術は勉強すればおもしろい
細部でリアリティーを出すを恵藤憲二が紹介します
恵藤憲二です。
今日は、恵藤憲二が細部でリアリティーを出すを紹介します。
細部も立体として捉える全ての物は凸凹で成り立っている。
ということですが彫刻家オーギュスト、ロダンは、形を捉えるのに決して表面で考えるな!
でこぼこで考えなさい。
と若い芸術家達にという遺稿により言っています。
これは全体としても細部としても特徴を捉える時も同じ事です。
例にとり、トウモロコシを見てみましょう。
全体と細部のバランスは細部に特徴があるモチーフはとても重要です。
トウモロコシの構造は先端が細くなった円柱形なので、円柱の調子で全体の諧調を作ります。
次の問題点を挙げてみます。
トウモロコシらしさは種子が列をなして並んでいる状態にあります。
種子の1粒を取り出すと直方体に近い形になります。
ということはトウモロコシの1粒は直方体の諧調を持っているのです。
省略ととらえていないでは全く違います。
全体と細部のバランスは全体の諧調で暗示できるのです。
規則性を持つ細部ならば形の大きく変化する部分や手前の部分等を書き込みます。
有効な方法は部分的な細部の省略にあります。
リアリティーを生むためにも、細部をしっかりとらえ、その上で細部を省略する事が重要になります。
今回は、ここまでです。
以上、恵藤憲二でした。
次回もお楽しみにしていて下さい。
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2013年02月17日のツイート
(http://d.hatena.ne.jp/hfye7fyw/20130217/1361114372)
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