2013年2月20日水曜日

惠藤憲二が話す日本のギャラリーを紹介します 惠藤憲二

惠藤憲二 恵藤憲二が教える現代美術は勉強すればおもしろい
惠藤憲二が話す日本のギャラリーを紹介します

惠藤憲二です。

今回は、日本のギャラリーについて一部分を紹介します。

日本の公共的なギャラリーは、ほとんど貸しスペースであり自主企画を行うことは稀であります。

また展示作品の販売の仲介は行わないのが普通で、禁止している場合もあります。

ただし例外もあり、海外ではたとえば、ロンドンの公共ギャラリーである Whitechapel Gallery では展示作品の販売仲介を行っています。

日本では、公共の美術館も大きな作家団体や新聞社などの文化事業団体にスペース貸ししていることも多いです。

これに対してギャラリーは、小団体や個人が借りやすい規模および賃料の施設を提供しています。

1960年代ごろ日本で誕生した貸画廊後にギャラリーは、日本独特のシステムであったが、最近ではニューヨークやパリにもあります。

海外展示の経歴を加えたい日本人作家や日本の画廊をターゲットにした貸画廊が存在します。

貸し画廊は一般的に日本独特のシステムであると考えられています。

海外の貸し画廊発表歴を企画画廊での発表であると、誤認させる意図があります。

欧米では貸画廊が存在しない代わりに、作家個人や団体が運営するギャラリーが数多く存在します。

寿命の短いものも多いが、公共の資金援助を受けて長期に活動している例もあります。

共同アトリエなど制作のスペースを備えているものも多いです。

日本でも1980年代ごろから、作家などの自主運営によるスペースが少しずつ産まれてきました。

民間の商業的なギャラリーは、画廊側が選択した作品を展示する企画画廊と、スペースを一定期間ごとに作家に貸す貸画廊に分けられます。

さらに企画画廊は、専属の作家のマネジメントから、販売迄の一次流通を手がけるプライマリ・ギャラリーと、既に亡くなった作家や転売作品を主に扱います。

二次流通を支えるセカンダリ・ギャラリーに分類されます。

なお、1つの画廊が、企画画廊と貸画廊を兼ねる場合ある時期はスペースを貸しつつ、ある時期は自主企画を行う、というケースもあります。

企画画廊はアートディーラー美術商が経営し、展示・陳列した作品を顧客、製作物の購入者に販売することで金品の授受が成立し利益となるのが普通です。

貸画廊は作者から施設の利用料金と、売り上げに応じた手数料がギャラリーの利益となる料金システムを採用している場合が多いです。

以上、惠藤憲二でした。

次回は、現代美術を扱うギャラリーをお話ししたいと思います。

[関連記事]
惠藤憲二が現代美術を自論 惠藤憲二
(http://hfye7fyw.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-2150.html)

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